沖縄出身のDJ TA-SHIは、80年代後半にDJとしてキャリアをスタートさせ、上京後、数々のバトルに出場しては賞を総ナメにしてきたベテランである。1992年のDMCでは日本チャンピオンとなり、世界大会では5位を獲得した。
バトルDJ引退後は大会の審査員や、東京アナウンス学院のDJ講師を務め、若きターンテーブリストたちの指導や育成に関わって来た。メジャー・レーベルの仕事も多く、98年から10年間、MISIAの全国ツアーにDJとして参加。2003年には全国5大ドームツアーで6台のターンテーブルを使った驚きのルーティーンを披露し、会場を大いに沸かせた。
クラブDJとしては国内はもちろん、アジアを中心に数々の海外のクラブに招聘され、その高いスキルと唯一無二なセンスでフロアをロックしてきた。近年では、映像をDJプレイに取り入れ、VDJとして聴覚だけでなく視覚を刺激し、オーディエンスを多角的に楽しませている。